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地下室が造れるかどうかを診る(兵庫県某市編) [建築チェックマンが行く!]

昨日は兵庫まで出掛けた。

約2ヶ月ほど前に兵庫県のお客様から問合せがあった。

お尋ねの主旨は「木造2階建の中古住宅を購入したが、この住宅がやや住みにくいので新規に地下を築造し居室を増やし、かつ内部リフォームを行いたいが可能か」とのことであった。

既存の住宅の下に新規に地下室を造ることはある程度の条件が整い、かつ技術的な解決によって可能となる。

まずは既存建物の資料収集を行ったが、不動産売買の時点で既存建物の資料がほとんどなく、手元にあるのは不動産広告(チラシ)程度のものしかなく、内容的には間取図のみという状態で、これだけでは資料として少なすぎる。

『百聞は一見に如かず』のたとえの通り、現地を視察すればおおむね理解も深まるので、お客様のリクエストもあって、兵庫県の現地まで出掛かることとなった。

現地にて不動産チラシの間取図を基に簡易調査を実施。

その結果、この建物はお客様のご希望通り、既存建物の下に地下室を造ることができそうなことが判断できた。

ただし、いくつかの条件が付くが、これらは克服していくことができると判断できる。

今後はもっと詳細な基礎的なデータを収集して設計、工事へと進むこととなる。

こうした大きな住宅改造は人の病の外科的大手術に似ていて、十二分なデータをもとに机上でカンファレンスを行い、十二分な準備をしながら施術にあたる。

cosugi : 2009年08月06日 09:32


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