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マンションの震災被害チェック [建築チェックマンが行く!]

今日は午後から約800戸のマンションの震災被害をチェック!

震災から約半年が経過してしまうと震災被害時の悲惨さがほとんど感じられなくなっている。

当時はコンクリートの残骸やら手すりや笠木の金属がグニャリと曲がって、見るも無残だったろうに・・・。
危険だからと片付けてしまうとあのときの痕跡はわずかとなる。

視診はさすがに他のマンションより損傷が大きく箇所数も多く感じた。

今日の震災被害の第三者検証に至るまで長く時間がかかった理由は建設会社の賠償責任を問うためである。 

が、建設会社もこの種の抗弁は慣れており、のらりくらりと「できない理由」や「賠償責任が無い」ことを並べ続ける。

結果的には理事会も根負けしてしまうのだ。 

だが、果たして建設会社や売主に「非」は無いのだろうか?

住人からの意見を聞きながら現地を見ていくといくつか設計や施工に関する「??」が散見される。

「これだ!!」と思う。

このときわれわれは常に設計図書との整合を第三者的にチェックしたいのだがこれが無い!!

15年保存されるべき設計図書は法律で謳われていても、大手建設会社の設計・建設によるマンションでは設計図書に付属されるべき構造計算書すら所在不明だという事実。

これがおかしい!
今更ながら何のための法律改正だったのだろう。

エンドユーザーはこの事実を知らずに住戸を買ってしまうが、本来は建物全体を含めたその一部を購入することなのである。

図面も無い、構造計算書もない、それらのデータも無いというマンション。

これは詐欺行為では無いのだろうか?

マンション理事会ならびにマンション住民の方々よ! ぜひ、売主から構造計算書のコピーを預かろうではないか!!

われわれはマンションや住宅やビルなどのこうした「??」を所有者とともに第三者的に支援し続けていく。。。。


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