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住宅版エコポイントについての国交省セミナーを受講 [興味津々・好奇心]

前回のビューローベリタス・ジャパン新宿事務所でのセミナーでは実施要領は概略であったのでやや物足りない内容であったのに対して、今回の国交省のセミナーは国交省1月15日発の内容であるからして、かなり細かな部分まで決まっているものの説明となった。



最近は民主党に政権が移ったせいか、政治が身近に感じられるようになってきたのは私だけだろうか?

今までは政治が私たちからかなり乖離していて、ちっとも身近に感じられなかった。

ある意味、こちらがリクエストしてもなかなかそのリクエストの一端も表面化しなかったわけで、無駄遣いが多い箱物行政に辟易していた部分もあり、政治や政治家自体に嫌気が差していたけれども、ここ数日の予算委員会での論議を聞いていると、結構まともな議論もありその先が知りたくなるところだ。

特に前原国交省が掲げる脱コンクリート施策はわれわれ業界に対しては痛みを伴いながらも、過去に蔓延化した自民思考の筋肉痛を徐々にではあるけれども和らげようとしている気がする。

そうした中で、緊急経済対策の側面での国交省の住宅版エコポイントは1000億円の事業枠ながら約1兆円規模の経済効果が期待されるが、この住宅版エコポイントについての国交省主体の説明会が昨日、渋谷で開催されたので聴講してきた。

解説は国交省の担当者から直接講義を受けたが、国交省の役人直々に解説を受けることがこのところ多くなったのが「政治が身近に感じられる」所以かもしれない。

約1時間で説明は前半と後半で瑕疵担保履行法と住宅版エコポイントについて解説され、この後に住宅版エコポイントについての質疑応答がなされた。

質問も多義に渡ったが、回答する役人はテキパキと明確な回答を返しており、その見事さに感心させられた。

内容的には新築に関する住宅版エコポイントの取得よりは既存住宅(戸建からアパートやマンションまでの住居系建物)への改修エコポイント(エコリフォーム)のほうが、社会的経済効果は高いように感じた。

今回は事務処理のシステムまでは確立されていない状況なので、窓口の対応は今ひとつハッキリしない中での解説だから、申し込みやポイント交換の窓口現場は混乱すると思われる。

いろいろな懸念はあるにせよ、久しぶりに充実度の高いセミナーであった。

ただし、先日書き込んだブログの内容(省エネ効果の真価を疑う)を覆すほどのものはなかった。

あくまでも今回の住宅版エコポイントについては省エネ・エコに託けた景気浮揚策以外の何者でもない。(国交省の解説担当者もそのように回答していた。)

よって、今回の住宅版エコポイントについては建築家としてのスタンスをきちんと持っていたいと思う。

cosugi : 2010年01月21日 17:57


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