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祝! 地下室付・屋上付・曲面外壁の木造住宅が上棟しました! [皆さーん!お役立ち情報ですよ!]


武蔵野市内の地下室付住宅が本日、上棟しました。

敷地は鉄道沿線の脇道に面しており、約200mある袋小路の突き当りにあります。

敷地視察(調査)の折に敷地まで車で入って行ったのはよいのですが、袋小路なので主要道路まで出るには200mをバックで出なければならずたいへん難儀をしました。

この袋小路、都市計画的にもきちんと転回場所を途中に設けないと緊急時、災害時は困ったことになりそうです。 

ですので、こうした調査結果を生かして、敷地内で転回できれば生活がどれだけ楽になるだろうかと考えたのがこのプランです。

まずは敷地図面に車の転回軌道を描きます。

当然、頭から入って頭から出るという繰り返しシュミレーションです。

車種は現状の車ではなく2000cc以上のクラスも想定します。

軌跡内に沿って建物の凹凸を無くしていきます。

自然と軌跡に沿って外壁面決めていきますから、外壁は曲面となりました。

同時に間取りも設定していきますが、リクエストは地下室と屋上です。

予算的にはやや厳しいプロジェクトでしたが、徐々に本領発揮です!!

地下室や屋上の設定はさして難しくはありませんが、やはり今回の曲者はそのものズバリで『曲面』でした!! 

難しいながら、この曲面は1階ではシューズクローゼットに反映することにしました。

考えてみれば、靴の形状を考えると踵(かかと)よりも、足先のほうが広がっております。

つまり、扇型なわけで、家族5人という構成でかつ男女比が1対4という構成は靴の量が半端ではありません。

これは我が家の家族構成と一緒でして成人した娘たちの靴の量はパンプスもヒールもブーツもスニーカーもとなりますので60足は㈲に越えてしまいます。

現在はまだお子さんたちですが、15年後にはこのシューズクローゼットも満杯になりましょう! 

というわけで、靴や外出着や傘や・・・といろいろなアイテムの収納量の充実にひと役を担います。

一方、2階は和室の内壁に反映するようにプランしました。

床面積がそれほど取れない中、和室は4畳です。

ただ、接客用としても奥行きが少ないため、釣り押入れを採用して床そのものの面積を稼ぎました。

が、その押入れの中から徐々に壁の曲面は始まり、床の間、板畳へと回り込みます。

小さいながら4畳和室ながらこうした工夫で少しでも部屋を大きく見せています。

床の間のデザインならびに板畳の曲面の壁には二つの小窓を設けました。

この小窓から入る淡い光が和空間を一層しっとりとさせましょう。

こうして車の転回スペースを確保したことにより、敷地内には2台分+αの駐車スペースが確保できましたし、自転車置き場ももちろんのことオーナーの駐車スペースのほか、来客用の駐車スペースも確保されることとなりました。

地下室は当初は約9畳でしたが、上部建物の関係から約90cm広げて約11畳としています。

床面積の増加は工事費の上でもなかなか難しいところですが、 経験則をもとに天井高さを変えずに地上に約30cm出すことで(通常は地上から5cm出ます)費用面も克服し、ひとまわり大きな地下室が実現しました。

間取りの特徴は車の転回を優先したため建物全体が南側境界いっぱいにレイアウトされています。

そのため、一般的なプランでは通風、採光が難しいところですが、東と西に上空開放された庭部分を設けてこれを克服しています。

これによって、南西の角はデッドスペースながら1階部では主寝室と子供室に、2階部分ではキッチンとリビングダイニングに
有効な通風と採光を与える外部吹き抜けをプランしています。

また、1階子供室の南西面の窓際には床開口を設け、地下室への採光とともにピアノの搬出入を容易に確保する工夫をしています。

また、屋上利用を日常的に容易にすべく、屋上への階段(梯子式ではない)を設置し、屋上菜園や屋上緑化による第二の庭としての外的「憩いの空間」を確保しています。

こうして地下室や屋上はお客様のリクエストなので当然ですが、お客様では気付かない隠れた土地事情の不便を解消する提案をしています。

土地の価値はこれで数倍の価値となり、建物の価値とも相まって、とても優れた資産となりえます。 

日常利便での車の入出庫の考え方から生じた資産価値の高揚はこうした提案から生まれるもので、おそらく誰にも真似のできない提案だと自負しています。

 

単身者でも実現可能な狭小3階戸建住宅はいかがですか?

詳しくは低価格地下室 http://www.vankraft.co.jp/genba/index.html の現場NOW!ページからご覧ください。

低価格地下室設計のパイオニアは(株)ヴァンクラフト空間環境設計
段差地、段状地、傾斜地、擁壁付の敷地に地下室付、地下車庫付、人工地盤付、擁壁付の建物を提案!!
地上建物も地下室構造物も一体で構造計算するので大地震でも安心で安全です!!
道路と敷地との段差が5mという土地でもご安心ください。
土地の利用方法は工事ではなく設計が重要!!
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